授乳に関する困った!と乳腺炎予防

クリニックや産後訪問で,産後のお母さんたちからこの時期の赤ちゃんにはどれくらい母乳やミルクを飲ませたらいいですか?母乳だと飲んだ量がわからないから不安」とよく聞かれます。

母乳分泌は,産後おおよそ3時間毎に乳輪に適切な刺激が加わることで72時間以降増加してくると言われています。
寝がちな赤ちゃんで授乳回数が少なかったりして刺激が不足する場合は,ご自分の指で刺激して分泌を増やすことも可能です。

どれくらいの量を飲ませるかは赤ちゃんの体重と欲しがる意欲によると思いますが,生後1週間くらいで計算した場合,体重(kg)×150ml赤ちゃんの体重を増やすのに必要な一日の量と考えられています。
3kgの子なら450mlなので1日8回の授乳で割ると1回の授乳で50~60ml飲めばいい計算です。

母乳が良く出るお母さんの中には,赤ちゃんがよく飲んでよく出すのに体重が増えないという経験をされた方もいるかもしれません。
1度の授乳で両方の母乳を飲ませることにこだわらず,片方を赤ちゃんが放すまでしっかり飲ませると脂質が多い後乳まで飲みとれて体重が増えてくる場合があります。

授乳時間は3時間あけないといけないと思って,赤ちゃんが欲しがってもあやして時間が経つのを待っている方もいるかもしれませんが,赤ちゃんが泣いているとこちらの気持ちも落ち着きません。
母乳やミルクは赤ちゃんが欲しがるだけ,2~3時間くらい寝てくれる程度に足してあげると良いと思います。

反対に,こちらが一生懸命飲ませようとしても寝てばかりで飲まない赤ちゃんもいます。
1回にたくさん飲めない場合は1日トータル量が確保できるように2時間くらいで飲ませることもありますので,出来るだけ負担なく続けられる授乳方法を一緒に探しましょう。

赤ちゃんはたくさん飲めればたくさん排泄します。
おしっこが1日6回以上しっかり出ていて,元気に泣いてくれるなら母乳やミルクは足りていると思いますが,心配であれば産院や助産院に相談しましょう。

乳腺炎のこともよく聞かれます。
乳腺炎予防のために揚げ物や甘いものを控えた粗食をすすめているところもありますが,産後の身体の回復や維持ができないような食事であれば母乳に栄養が回るわけもありませんので極端な食事制限は良くありません。
厳密な食事制限をしていても1ヵ月に1回乳腺炎を繰り返す人もいれば,揚げ物・甘いもの・牛乳等をとっていても乳腺炎にならない人もいますので,結局は体質の部分が大きいのだと思います。
あまり授乳時間があきすぎないよう,赤ちゃんにあげられない場合は,搾乳等で乳腺炎を予防しましょう

授乳方法や乳腺炎のケアなど,困ったことがあればお気軽に産院や助産院に相談してくださいね。

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