鍼灸師3児の母が実践した、逆子ちゃんのためのお灸のススメ

大阪市北区にある産前産後ケア専門いぶきケアルーム・鍼灸師 名倉綾子です。

今回は、3児の母の私が、第1子妊娠中に逆子といわれ実践した「お灸」についてお伝えします。

「逆子って、お灸で本当に治るの?」
「なぜ、逆子がお灸で治るの?」
「ツボって、自分で探せる?」

と思っている方に、逆子のためのお灸の効果とお灸で治る理由、簡単なツボの見つけ方をご紹介します。

逆子のためのお灸としてよく使われるツボは2つ。

1つは『安産のためのお灸のススメ』の投稿でもお伝えした 【三陰交<さんいんこう>】
このツボは、女性には知って欲しいツボです。

もう一つは足の小指の先、爪のつけ根の外側になります。
【至陰<しいん>】というツボになります。

足にお灸をすると子宮が緩み、赤ちゃんが良く動くようになり、赤ちゃんが本来の位置に戻り、頭が下になると考えられています。
中国最古の鍼灸の専門書に「逆子の場合は至陰にお灸をしなさい」と書かれていることから、逆子の治療に使われ始めたと言われています。
また、【至陰】のツボがある経絡(ツボが並んでいる道)は途中に『子宮』と繋がっており、カラダの『陰陽』のバランスを調節できるため、逆子が正しい位置に戻るとも考えられています。

研究結果でも、お灸中及びその後に、足全体の皮膚温が上昇する、子宮やへその緒への血流が良くなる、妊婦さん自身は身体が温まる感じを受けたり、お腹の張り感が減ったり、赤ちゃんが良く動く、などが報告されています。

先日、マタニティケアに来られた初産婦さんに、【三陰交】へのお灸をすると、ご本人が感じることはもちろんですが、見てもわかるくらいお腹が柔らかくフワフワになり、赤ちゃんも更によく動くようになりました
ご本人は気づいていなかったのですが、お腹がカチカチでした。

「妊娠中でもこんなにお腹が柔らかくなるんですね!お腹が硬いとは思っていなかったです。」とおっしゃられていました。

私は第1子の妊娠28週健診時に逆子と言われ、それまでも続けていた【三陰交】のお灸に【至陰】のお灸も追加し、数日で変化を感じ、自分では逆子は治っている気がしました。
そして次の妊娠30週の健診の時には逆子は治っていることが分かりました。
逆子といわれて、初めて自分でお灸をしてみよう!と思った方は、必ず産科の担当医に相談してから始めてください。

【三陰交】と【至陰】のお灸の仕方は少し異なり、【至陰】の方が強い刺激がよいとされています。
お灸開始の時期、お灸をする時間、何個ずつするか、ツボの位置はあっているか等、不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。

また、お灸の他にも逆子の時に、日常生活でママに気をつけていただきたいことがありますので、次回のコラムでお伝えする予定です。

【三陰交】のツボに関しては、こちらのコラムもご参考にしてください。

お読みいただきありがとうございました。

 

いぶきケアルーム・鍼灸師 名倉綾子でした。

参考文献 女性と鍼灸―産科領域の鍼灸治療―(主として骨盤位と早産予防について) 矢野 忠   笹岡 知子 明治鍼灸大学臨床鍼灸医学教室 全日本鍼灸学会雑誌51巻1号2001.2.1 55-63

関連記事

コメント

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。